愛媛県久万高原町の革工房One loop design worksです。イタリアンレザーを中心にオーダーメードの革製品を製作・販売しています。*旧タイトル:アン・デ・マルシェ綴り


by undesmarche
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

<   2011年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

こまあわせ

納期の迫ったお品を製作中の革作家510です。

オリンパスのマイクロ一眼レフ、「E-P1」専用のボディーケースを作っています。

何年か前に作った私物のDP2用ケースの造りを気に入って頂いてのオーダー。
レンズの部分が出っ張ってるのが気に入ってもらえたようで^^
d0248571_9204879.jpg

ご期待にそぐわぬよう、レンズ収納部分は同じ造りに。

この縫い方は、手縫い縫製ならではの方法で「駒合わせ」といいます。ミシンでは
不可能な縫い方で、通常の「平縫い」と比べて結構な労力と集中力が必要です。
d0248571_9232610.jpg


ボディーと蓋部分がバラバラに完成。あとはこれらを合体です^^
・・・気がつけば、殆ど駒合わせで縫ってました(笑)
しかも9本目打ちを使ってしまったので、手間も倍増!でも堅牢な造りになりましたよ。

d0248571_9251170.jpg


E-P1本体を持っていませんので、ダンボールを使った模型を作ってサイズを確認しています(笑)
カメラケースのオーダーがある時はいつもこうです。

もうすぐ完成。何とか納期に間に合いそうです!^^
[PR]
by undesmarche | 2011-08-26 09:36 | 製作の綴り

工房の移転準備

アンデマルシェ製作部の工房アトリエを久万高原町に完全移転します。
総手縫いの革製品の製作についてはほとんどを久万の工房で
行っていますが、ミシン製作の方は、まだ砥部の6畳間で活動中です。

そんなミシン達も少しずつ久万高原町の工房にお引越しせねばならないのですが。。

私510の使うミシンはひたすら重いので、なかなか運び出す事ができず‥^^;

d0248571_3275024.jpg



残り3台、9月の前半には完全移送します!
腰が悪くならない程度にがんばります!(笑)
[PR]
by undesmarche | 2011-08-24 03:36 | アン・デ・マルシェ

ダブルネーム

アンデマルシェ、アンティーク部です。
ティファニーといえば、何と言ってもアクセサリーで有名な世界的メーカーですよね。
しかし、以前は陶磁器、銀食器製作にも旺盛な時代があったんです。
そんな中からティファニー陶磁器について。

ティファニーの食器といえば、最近ではマグカップなど、贈り物に使われたり、
造りもシンプルなものが多いように思います。今の物もモダンで魅力的ですが、アンティーク
食器になると、こんなにも華やかなものがありますよ。

d0248571_213252.jpg


こちらは1930年代にアメリカ、レノックス社にティファニーが特注で作らせた
ティーセットです。金彩が多く使われていて、とてもゴージャスですね。

一方、こんなシンプルなものも
d0248571_2165898.jpg

これはティファニーが1967年~70年代にフランスの銘窯リモージュに特注したセット。

一見、シンプルデザインに見えますが、画像をアップしてみると…
d0248571_2195596.jpg

このように細かいシェルの紋様が浮かび上がります。

こちらは個性的な器です
d0248571_21115195.jpg


ティファニーが1910年~30年に英国スポード社に特注したセット
1808年に発表されたパターンのリプロダクションのお品。
葡萄とドングリの点描画がプリントされています。


一口にティファニーの食器と言っても、様々な国、窯元に特注してます。
今で言う「ダブルネーム」ですね(笑)器の背面には、窯元の刻印と並んで
ティファニーの刻印もちゃんと入ってます。。

今でも特注食器は作られていますが、古い時代の物ほど、美しく、
より個性的と言えるでしょう。こうやって比較してみるのも楽しいものです^^

紹介のティーカップの一部はこちらでも出品しています。
[PR]
by undesmarche | 2011-08-23 21:39 | コレクションの綴り

イタグレ会

イタグレ会に参加してきました!

イタグレ会というのは、「イタリアングレーハウンド」という犬種の
飼い主会です。飼い主達とワンちゃん達の交流の場で、私510も
年に数回ほど参加させて頂いています。

ちなみにこれがイタグレ(笑)我が家の「ノエル」です。
大きく見えるかもしれませんが、体重は5kg以下!トイプードル並の小型犬です(笑)

d0248571_431248.jpg


今回は松山市内でコーヒー店Le Jardin de Qahwahを営む仲間の
自宅での集会でした。こちらのコーヒーはとっても絶品です^^
松山の方はぜひ足を運んでくださいませ。8月末から、新しい焙煎機とミルを導入
するそうなので、そちらもまた楽しみです。

そんなイタグレ会で目に止まったものが!
8ヶ月前にイタグレ仲間に納品させて頂いた2頭引きのドッグリードとハーフチョーク。
全て手縫いで製作しました。こちらの写真は納品時のものです。

d0248571_44468.jpg


現状のお品を写真でお見せできないのが残念ですが、とってもいい感じに「育って」
くれていました。納品時に少し気になっていたリードの「硬さ」も柔軟に。
何より故障もなく、毎日使ってもらえている事が造り手として最高の喜びなんです。

d0248571_462310.jpg


素材は、首輪の内張りのみ、エルクレザー(鹿革)で、その他はミネルバリスシオです。
エルクレザーは、非常に柔らかく滑らかな革で、例えるなら「赤ちゃんの肌」ですね。
ワンちゃんの首周りにとっても優しい素材と言えます^^

d0248571_465916.jpg


常に力のかかる状態で使われるものなので、強度を持たせるためにあらゆる補強を
施して、その上でシンプルに製作しました。

また何ヶ月後かに見せてもらうのが楽しみです。
[PR]
by undesmarche | 2011-08-18 04:11 | 製作の綴り

収穫祭と残暑お見舞い

今年も久万高原町の工房に葡萄が実りました!

d0248571_3105744.jpg


毎年、お盆が収穫なのですが、今年は気候も暑かったせいか、
成熟するのが早かったです。

房は少ないのですが、実は大きめでとっても甘い!
そのまま美味しく頂いています。
大量に実った年は、果実酒にしてソーダ割にしたり、楽しみ方は色々です。

太陽の恵みと久万高原の豊かな土壌に感謝です^^

残暑も厳しいですが、みんな元気に乗り切れますように。

d0248571_3355520.jpg


アンデマルシェから、残暑見舞いです^^
[PR]
by undesmarche | 2011-08-16 03:38 | ちょっとひと息。。

8月13日のマルシェ

8月13日、定例の「きまぐれ市」の出展でした。
いやー暑かったです。松山コミセンのエントランス出展。
有難くもエアコンを効かせてもらい、何とか凌げましたが、やはり日差しが強いです。
当工房の革製品は「植物タンニンなめし」のエイジングが特徴の素材が多く、
日光で結構色味が変化してゆきます。もちろん経年変化は革の醍醐味でもあるのですが、
強い日光での急速な焼けは本意ではなく。。なので、たった1つのパラソルは、革製品の
保護のために使います。代わりに私がいい感じに「エイジング」されました(笑)
d0248571_2522620.jpg

店長もこの暑さにバテ気味ですね^^

そんな中でも様々な出会いがありますし、リピーターの方々に多く
足を運んで頂けるととても嬉しいです。
そして、今まで何度もご来店頂き、ついにオーダーして下さったご夫婦。

ご夫婦の愛犬「グレーハウンド」用の革製チョーカーのご注文です。
私「510」はハウンド系ワンちゃんのための首輪の製作を得意としています。
製作コンセプトは「首に優しく、傷をつけない事」
短毛犬の多いハウンド系に最大限配慮した造りを目指します。
(もちろん、通常の首輪、リード製作もとっても得意です^^)

d0248571_325487.jpg


d0248571_365045.jpg

このように様々な革素材、配色、縫製方法で製作します。

素材、配色、サイズから細やかな打ち合わせをしたフルオーダー。
愛犬話に花が咲き、本当に楽しい打ち合わせでした!

今回はメイン革に「ミネルバリスシオ」を使った作品なので
総手縫いの仕様になります。納期は9月末。
納品時に喜んで頂けるお顔を想像しながら気合を入れなければいけませんね^^
その前に納期の迫ったお品の完成を急がねばなりませんが(汗

次回のコミセン「きまぐれ市」出展は9月17日です。
翌9月18日は道後公園での湯築市。ぜひお越し頂いて手にとって
作品をご覧ください^^
おしゃべり好きの店長と革作家510がお待ちしています。
[PR]
by undesmarche | 2011-08-15 03:21 | 出店の綴り
アンティーク部より

イギリス銀器についてのメモ
ヨーロッパは銀器文化が盛んな地域で、国によってさまざまな銀の規格があります。
規格はその製品の銀の含有量によって変わり、多くの場合は銅を混ぜていて、
柔らかい銀の強度を上げる、細かい加工を可能にする、などの理由で銅を入れます。
シルバー100%を1000として、950、925、830、800などなど。
よく耳にする「スターリングシルバー」は925です。7.5%が銅って事ですね^^

今回は、そのスターリングシルバーが主規格になるイギリス銀器のお話です(笑)
イギリスは、何と1300年代から銀器に対するホールマーク規格が確立されていて、
全ての銀器には国が定めた刻印(ホールマーク)が施されます。
純銀の証、年代、生産地域 すべてが記録されるんです。

こちらのバターナイフ、手彫りの紋様が実に美しいですね^^
d0248571_3523042.jpg


このような小さい銀器にも例外なく詳細な刻印が入ります。

d0248571_3535419.jpg


左から、「王冠」「U」「ライオン」「横顔」「メーカー印」
ライオンは英国認定の純銀の証、王冠は生産地域「シェフィールド」
「U」は制作年代1862年、お隣の女性の横顔はヴィクトリア女王。
これはデューティマークと言って、1784―1890年の間、英国が銀器に
税金をかけた時代、税金支払い済みを証明する印になっています。
そして最後に工房刻印マーティン・ホール

これだけの事が分かってしまうんです。150年前に作られたこのバターナイフの
詳細をひも解く情報がちゃんと刻まれているんですよ。
何だかわくわくしますね^^

アン・デ・マルシェでは複数の専門書を使ってこれらを詳しく調べます。
さながら探偵のように(笑)

このバターナイフはこちらで出品中です。
[PR]
by undesmarche | 2011-08-12 04:16 | コレクションの綴り

想いを馳せるグラス

アン・デ・マルシェ アンティーク部より
今日は、最近フランスから届いたばかりのアンティークバカラグラスの紹介です。

さて、バカラと言えばやはりクリスタルガラスの王様、
ガラスに鉛を混ぜる事によって輝きを放つクリスタルガラスを発明したことで
有名で、カットガラスの美しいワイングラスやデキャンターが思い浮かびます。

今回届いたのは今から100年以上前、1904年頃のグラスなんです!

d0248571_627927.jpg


この時代はまだバカラが本格的な機械化を進める前の職人時代のものが多く、
このグラスもそのシリーズの一つです。
バカラを証明するエッチングマーク(刻印)は意外にも近年1936年以前は
無く、バカラのイラストカタログが全てでした。

d0248571_6272854.jpg


職人の手仕事時代のバカラなので一つ一つのグラスには微細に
その個性が現れます。機械化が進んだ今現在の
精密なグラス、カッティングには出ない時代の風合いとして
面白い表情が楽しめますね。

d0248571_6275374.jpg


このグラスは主にテーブルワイン用になりますので、気軽にワインを楽しみながら
100年前のフランスを想像するのも楽しそうです。
[PR]
by undesmarche | 2011-08-03 06:16 | コレクションの綴り