愛媛県の久万高原町にある小さな革工房です。イタリアやドイツの高級革を組み合わせ、オーダーメイドを中心に職人が一つ一つ心を込めて製作しています。時どき、気まぐれでオリジナル商品も作っています。ご来房の場合は必ず事前にご連絡下さい。


by 革工房 One loop
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8月13日のマルシェ

8月13日、定例の「きまぐれ市」の出展でした。
いやー暑かったです。松山コミセンのエントランス出展。
有難くもエアコンを効かせてもらい、何とか凌げましたが、やはり日差しが強いです。
当工房の革製品は「植物タンニンなめし」のエイジングが特徴の素材が多く、
日光で結構色味が変化してゆきます。もちろん経年変化は革の醍醐味でもあるのですが、
強い日光での急速な焼けは本意ではなく。。なので、たった1つのパラソルは、革製品の
保護のために使います。代わりに私がいい感じに「エイジング」されました(笑)
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店長もこの暑さにバテ気味ですね^^

そんな中でも様々な出会いがありますし、リピーターの方々に多く
足を運んで頂けるととても嬉しいです。
そして、今まで何度もご来店頂き、ついにオーダーして下さったご夫婦。

ご夫婦の愛犬「グレーハウンド」用の革製チョーカーのご注文です。
私「510」はハウンド系ワンちゃんのための首輪の製作を得意としています。
製作コンセプトは「首に優しく、傷をつけない事」
短毛犬の多いハウンド系に最大限配慮した造りを目指します。
(もちろん、通常の首輪、リード製作もとっても得意です^^)

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このように様々な革素材、配色、縫製方法で製作します。

素材、配色、サイズから細やかな打ち合わせをしたフルオーダー。
愛犬話に花が咲き、本当に楽しい打ち合わせでした!

今回はメイン革に「ミネルバリスシオ」を使った作品なので
総手縫いの仕様になります。納期は9月末。
納品時に喜んで頂けるお顔を想像しながら気合を入れなければいけませんね^^
その前に納期の迫ったお品の完成を急がねばなりませんが(汗

次回のコミセン「きまぐれ市」出展は9月17日です。
翌9月18日は道後公園での湯築市。ぜひお越し頂いて手にとって
作品をご覧ください^^
おしゃべり好きの店長と革作家510がお待ちしています。
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# by undesmarche | 2011-08-15 03:21 | 出店の綴り
アンティーク部より

イギリス銀器についてのメモ
ヨーロッパは銀器文化が盛んな地域で、国によってさまざまな銀の規格があります。
規格はその製品の銀の含有量によって変わり、多くの場合は銅を混ぜていて、
柔らかい銀の強度を上げる、細かい加工を可能にする、などの理由で銅を入れます。
シルバー100%を1000として、950、925、830、800などなど。
よく耳にする「スターリングシルバー」は925です。7.5%が銅って事ですね^^

今回は、そのスターリングシルバーが主規格になるイギリス銀器のお話です(笑)
イギリスは、何と1300年代から銀器に対するホールマーク規格が確立されていて、
全ての銀器には国が定めた刻印(ホールマーク)が施されます。
純銀の証、年代、生産地域 すべてが記録されるんです。

こちらのバターナイフ、手彫りの紋様が実に美しいですね^^
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このような小さい銀器にも例外なく詳細な刻印が入ります。

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左から、「王冠」「U」「ライオン」「横顔」「メーカー印」
ライオンは英国認定の純銀の証、王冠は生産地域「シェフィールド」
「U」は制作年代1862年、お隣の女性の横顔はヴィクトリア女王。
これはデューティマークと言って、1784―1890年の間、英国が銀器に
税金をかけた時代、税金支払い済みを証明する印になっています。
そして最後に工房刻印マーティン・ホール

これだけの事が分かってしまうんです。150年前に作られたこのバターナイフの
詳細をひも解く情報がちゃんと刻まれているんですよ。
何だかわくわくしますね^^

アン・デ・マルシェでは複数の専門書を使ってこれらを詳しく調べます。
さながら探偵のように(笑)

このバターナイフはこちらで出品中です。
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# by undesmarche | 2011-08-12 04:16 | コレクションの綴り

想いを馳せるグラス

アン・デ・マルシェ アンティーク部より
今日は、最近フランスから届いたばかりのアンティークバカラグラスの紹介です。

さて、バカラと言えばやはりクリスタルガラスの王様、
ガラスに鉛を混ぜる事によって輝きを放つクリスタルガラスを発明したことで
有名で、カットガラスの美しいワイングラスやデキャンターが思い浮かびます。

今回届いたのは今から100年以上前、1904年頃のグラスなんです!

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この時代はまだバカラが本格的な機械化を進める前の職人時代のものが多く、
このグラスもそのシリーズの一つです。
バカラを証明するエッチングマーク(刻印)は意外にも近年1936年以前は
無く、バカラのイラストカタログが全てでした。

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職人の手仕事時代のバカラなので一つ一つのグラスには微細に
その個性が現れます。機械化が進んだ今現在の
精密なグラス、カッティングには出ない時代の風合いとして
面白い表情が楽しめますね。

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このグラスは主にテーブルワイン用になりますので、気軽にワインを楽しみながら
100年前のフランスを想像するのも楽しそうです。
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# by undesmarche | 2011-08-03 06:16 | コレクションの綴り